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ニュース・フラッシュ

2008年9月29日 ロンドン フレンチ香織

欧州:EU改定電池指令、2008年9月26日に加盟国への移行期間終了

 EU議会の公式HPによると、EU各国での「改定電池指令」の法律化は、2008年9月26日付けで加盟国への移行期間が終了したことが発表された。同HPによれば、現在は、エストニア、スペイン、ラトビア、マルタ、オランダ、オーストリア、スロベニアの7か国が、本指令の国内法制化を完了しており、また、アイルランド、リトアニア、ポーランド及びフィンランドは国内法の一部移行を実施している。なお、「改定電池指令」の内容では、EU各国は、本指令の法律化及び本指令の目標期日に基づいて電池の処理及びリサイクル政策を立てることが義務化されており、また、電池製造業者は、廃棄された電池処理にかかる費用の準備、電池のリサイクル及び回収方法(種類別)の設定及び、有害物を含む電池の制限に対応するよう要求されるようになる。なお、同指令のターゲットの概要は、以下のとおりである。
概要:
・EU各国で、2010年までにバッテリー全種の50%をリサイクルしなければならない。
・一般家庭で使用されているポータブル電池に関して、EU各国の電池販売業者は、2012年までに年間25%以上回収、2016年までには45%回収することを目標とする。これにより、電池製造会社は廃棄電池の回収、処理及びリサイクルの費用を準備する必要がある。
・EU各国は、2009年9月までに最良技術を使ったバッテリー処理方法及びリサイクル計画を制定し、実行しなければならない。
・2010年までに、EU各国においてNiCd電池は75%以上、鉛蓄電池は65%以上がリサイクルされることを目標とする。
・EU国内の電池販売業者は、無償で廃棄バッテリーを回収しなければならない。
・バッテリーを使用する製品の製造会社は、消耗した電池を取り出し易く設計するよう義務付けられる。
・カドミウム0.002%以上、水銀0.0005%以上を含有する電池の販売を一切禁止する。
・自動車及び産業用の電池の埋め立て及び焼却を禁止する。
(「改定電池指令」の詳細:
http://ec.europa.eu/environment/waste/batteries/index.htm
http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/site/en/oj/2006/l_266/l_26620060926en00010014.pdf)
 なお、EU議会の発表では、英国は施行完了国として挙げられていないが、BERR(英国ビジネス・企業・規制改革省)によると、英国も本指令の一部を2008年9月26日に法律として制定されており、本指令の推進に向けた施行機関を2008年末までには設立させる計画であるとしている。

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