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ニュース・フラッシュ

2008年10月7日 サンティアゴ 菱田 元

アルゼンチン:San Luis州でシアン使用を禁止する法律が発効

 2008年10月2日付の地元業界紙によると、アルゼンチンSan Luis州環境省は、シアンや水銀を鉱業活動で使用することを禁止する法律が、発効したと発表した。州上院議会で可決された同法は、硫酸の使用禁止及び危険物質の使用制限も含んでいる。この「鉱業部門における保護と環境回復のための法律」は、鉱業投資家が環境保護基金を創設し、投資額合計の7%以上をこの基金に拠出することを規定している。この基金拠出はSan Luis州で進行中のプロジェクト及びこれから開始する新規プロジェクト双方に適用される。既に同州で操業している鉱山会社に対しては、この新法に対処するまでに90日間の猶予が与えられる。
 CAEM(アルゼンチン鉱業協会)は、同法は憲法違反で差別的であり、受入れがたいとしている。
 2008年9月末にCordoba州は、金属鉱山の露天掘と操業活動の全段階における有害物質の使用を禁止する法律を制定したが、San Luis州とCordoba州を含めると、アルゼンチンでは計7州で鉱業活動の禁止または制限を規定する法律が設定されたことになる。他の5州はTucuman、Mendoza、La Pampa、Rio Negro、Chubutである。
 Santiago del Estero州やSanta Cruz州等、現在鉱業活動を制限する対策を検討している州がその他にもある。逆にLa Rioja州下院議会は、シアン、水銀、その他有害物質を使用する露天採掘を禁止する法律を一度は可決したが、最近廃案としている。

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