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ニュース・フラッシュ

2008年10月9日 リマ 西川信康

ペルー:石油鉱区入札不正発覚で、エネルギー鉱山大臣辞任と内閣総辞職

 業界各紙によると、Perupetroが、2008年5月に実施された石油鉱区入札において5鉱区を落札したDiscovery Petroleum(ノルウェー、以下Discovery社)が、Perupetroの理事に対して贈賄し、落札の便宜を受けていたことを証拠付ける会話の録音が報道された。それを受け、Garcia大統領は2008年10月5日付けの最高政令でPerupetroのAlberto Quimper理事を更迭、Discovery社のパートナーとして入札に参加したPetroperuのGutierrez総裁の辞任を受理し、Perupetro及びDiscovery社間の契約を破棄した。さらに、10月6日付けでValdiviaエネルギー鉱山大臣の辞任が受理された。
 なおBarereto特別判事は汚職検事局の要請を受け、Discovery社代表のRomulo Leon元漁業大臣及びQuimper元Perupetro理事の逮捕を命じたほか、APRA(アプラ)党は両名の除名を決定した。
 Garcia大統領は一連の不正及び汚職を激しい調子で批判、役人の汚職は許されず法に従って断固とした措置を取るべきとし責任者の逮捕投獄を訴えた。なお、Valdivia元大臣は不正への関与を否定し、捜査の対象となることに異論ないとしつつ、Quimper元理事を、交友関係を理由にPerupetro理事として任命したことを認める発言を行っている。
 一方、PerupetroのSaba総裁は入札プロセスの透明性を主張し辞任しない考えを明らかにしたほか、今回の不正事件の調査結果を1か月後に発表する旨コメントした。
 野党及び国会は、与党APRA党員が関与した汚職事件として政府への批判を高めている中、Del Castillo首相の関与も指摘され、10月9日、内閣は総辞職する事態となった。

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