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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2008年10月14日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:銅価格急落により中規模鉱山会社の懸念拡大

 2008年10月6日付け地元各紙の報道によると、前週に銅価格が13.9%下落し、チリの主に中規模鉱山会社に、利益減少や将来プロジェクトの見直しを図るなどの懸念を招いた。COCHILCOによると、10月3日、銅価格は2.70US$/lbと2007年3月以来の低水準となった。これによって、中規模鉱山会社やCODELCOにあって生産量の小さいCODELCO Salvadorディビジョンでは、現在の生産コストが2.50US$/lbであるため、かなり厳しい状態に置かれている。
 チリでは、大規模採掘を行う大型鉱山会社などでは銅価格が最低1.80US$/lbまで落ちても利益は出るが、それ以外の産銅企業では赤字となる。また、現状の国際金融危機の深まりに対する警戒感から、ある企業はプロジェクトを見直すための緊急会合を開くなど、鉱業セクターに於いての投資やプロジェクトにも今後影響を及ぶ恐れがある。
 COCHILCOの調査によると、2008~2012年間の中規模鉱山会社の投資額は460百万US$とされているが、今の状況ではこの額に変動が生じる可能性もあると指摘している。しかしながら、SONAMI(チリ鉱業協会)のAlfred Ovalle会長は、例え銅価格が1.80US$/lbまで下げたとしても、中規模鉱山会社にとっては依然として良い商売であることには変わりがないと述べた。

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