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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2008年11月4日 リマ 西川信康

ペルー:金融危機、鉱業プロジェクトに影響

 金融危機の影響が、ペルー国内の鉱業プロジェクトに現れ始めた。
 業界紙等によると、Inca Pacific(カナダ)は、Ancash県のMagistral銅開発プロジェクト向けの重機購入を取止め、ペルー政府に対して同プロジェクトの操業開始期限の延長を申請する旨明らかにした。同社は、国際的な金融危機による影響で2011年末の操業開始期限に間に合わない可能性が出てきたとコメントしている。
 また、Southern Copper Corp.、Candente Resources、Strike Resources、Newmont Mining等も、鉱業プロジェクトの見直しを相次いで発表した。見直し対象のプロジェクトは以下のとおり:
・Magistral銅プロジェクト(Inca Pacific)
・Los Chancas銅プロジェクト(Southern Copper)
・CaÑariaco金・銀プロジェクト(Candente Resources)
・鉄鉱石プロジェクト2件(Strike Resources)
・Minas Conga金・銅プロジェクト(Newmont)
 これに対して、各企業によって金融危機発生後に実行が公表されたプロジェクトは以下のとおり。
・La Zanja金プロジェクト(Buenaventura)
・Tia Mariaプロジェクト(Southern Copper)
・Toquepala拡張プロジェクト(Southern Copper)
・Toromochoプロジェクト(Chinalco)
・Las Bambasプロジェクト(Xstrata)
・Antapaccay銅プロジェクト(Xstrata)
 さらに、ペルーでHuajoto金・銀・亜鉛プロジェクトをはじめ数多くの探鉱プロジェクトを展開中のカナダジュニア企業Alturas Minerals(本社:Toronto)のCardozo社長は、全てのジュニア企業が予算削減、プロジェクト停止等存亡の危機に直面しているとし、市場が再び回復するまでに多くのジュニア企業が姿を消すだろうとの見解を示した。また、同社としては、継続プロジェクトは実施するが新規プロジェクトは当面着手しない方針を明らかにした。

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