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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2008年11月7日 リマ 西川信康

ベネズエラ:Las Cristinas及びBrisas金鉱区を国有化しロシアと共同開発

 業界紙等によると、ベネズエラ政府は、世界最大規模の未開発金鉱床Las Cristinas及びBrisasを国有化する旨発表した。さらに鉱業・基礎産業省は、これら2鉱床の開発を実施するためにロシア企業Rusoro Mining(本社:Moscow)と合意する旨発表した。ロシア企業との金山開発は、ベネズエラ政府によるロシアとの関係強化方針を反映したものと見られる。
 なお、Las Cristinas鉱床はCrystalex社(本社:加Toronto)、Brisas鉱床はGold Reserve社(本社:米WA州Spokane)が権益を現有している。
 このうち、2002年からLas Cristiasの権益を所有するCrystalex社は今回の接収について政府から事前の連絡は何も無かったことを明らかにしている。
 Crystalex社は鉱山建設に265百万$の投資を計画していたほか、開発に必要な環境許可の承認待ちの段階だった。しかしながら、Las Cristianas鉱床はCanaima国立公園と、Imataca森林保護区間に位置しており、環境保護活動家や先住民らによる鉱山建設反対運動が展開されていた。
 なお、鉱業・基礎産業大臣は鉱山開発による自然環境への影響は最小限であり、国の発展のために鉱業は不可欠であるとしたほか、世界的な金融危機への対応策として、自国の金資源を活用すべきとの考えを示した。

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