閉じる

ニュース・フラッシュ

2008年11月28日 ロンドン フレンチ香織

南ア:新規鉱山保安法草案が通過

 報道によれば、2008年11月21日、鉱山での死亡事故発生の際に鉱山会社の最高経営責任者に対し、より厳重な処罰を課すことができる新規鉱山保安法草案が、南ア議会を通過した。本法律によると、鉱山企業への罰金が20万ZAR(南ア・Rand)から1百万ZARへ増額され、深刻な人身事故の場合は、鉱山会社の最高責任者は、刑法により裁かれる。また、鉱山事故発生から10日以内に現地検証が行われ、30日以内に事故報告書が作成される。なお、南アの鉱業協会(Chamber of Mines)は、「本草案は懲罰的で違憲的である」と反対姿勢を示しており、また、「この法律は、南アの鉱業経営者を懲罰的な法律の無い他の国々へ追い立てるのではないか」と懸念している。
 また、本法案の成立には、南アのKgalema Mothanthe大統領の承認が必要である。
 世界第1位のプラチナ生産、そして世界第2位の金生産国である南アは、2008年内、現在までの鉱山事故死亡者数は150名に上る(2007年:221人、2006年:200人)。鉱業協会によれば、同協会が作成した保安対策計画により、過去10年間で死亡率が50%以上減少している。

ページトップへ