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ニュース・フラッシュ

2008年12月2日 シドニー 原田富雄

豪:BHP Billitonによる買収断念の決断がRio Tintoに与える影響

 BHP BillitonによるRio Tinto買収が事実上断念されたことに伴いRio Tintoの市場資産価値が30%下落し、同社が抱える負債をどのように処理するかについて注目が集まっている。
 2007年7月、Rio TintoはAlcanを380億US$で買収したものの、金融機関からの借入金が420億US$あり、2009年10月までに89億US$の返済に迫られている。これに対処するため資産売却計画があるものの、昨今の金融危機により難航している。
 売却先として有望視されるのは、2008年2月にAlcoaとともにRio Tintoの株式の12%を取得済みの中国アルミ大手Chinalcoであるが、同社のLu Youqing副社長は、豪州Foreign Investment Review Board(海外投資審査委員会)の承認に従ってRio Tintoの株式を14.99%まで取得するかもしれないが、更なる買増しについての考えはないと述べている。
 これに対して、Rio TintoのPaul Skinner会長は、Chinalcoが海外投資審査委員会に対し、許可された14.99%を越えて株式を取得できるように豪州政府に要請する予定はなく、会社の財務環境は健全であり、2009年10月までの借入金返済のために株式の追加発行は考えていないとメディアに伝えている。

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