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ニュース・フラッシュ

2008年12月5日 シドニー 原田富雄、増田一夫

豪:OZ Mineral社の株取引停止、債務は10億A$に達する

 OZ Minerals社(本社:Melbourne、以下OZ社)は、2008年12月29日まで同社の株式取引を停止することを発表した。停止理由は、同社が抱える875百万A$(560百万US$)の債務の借換えが順調に行われていないことにある。債務は656百万A$(420百万US$)と219百万A$(140百万US$)の2件から成り、債権者7社との間で借換えに対する合意がなされていたものの、11月末になり1社が条件を課してきてきたため、株価の脆弱性が長い期間を有するこうした交渉に影響しないよう取った措置であるとしている。
 OZ社によれば、合意期限は2009年1月31日まで延長されるかもしれないとしているが、取引停止前の同社の株価は55¢で、市場での資本総額は17億A$と計算されるが、負債額はこの約半分を占めている。一方投資家は、取引停止措置に怒りを露わにしており、経済アナリスト達は経済の予測が不確実で、資源価格が下落している中において、同社のとった措置に疑問を投げ掛けている。
 OZ社は、2008年11月末現在の債務額が1,083.4百万A$に達しており、一方で、企業買収用として800百万A$の手持ち現金を保有していると見られていたが、実際には405.0百万A$しか保有しておらず、負債総額が678.4百万 A$となることが明らかとなった。アナリストらは、予想以上に負債額が大きいことに失望感を示している。債務額拡大の原因について豪ドル下落の為替要因を挙げ、為替要因だけでも2008年6月30日時点から365百万A$の債務が拡大している。

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