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ニュース・フラッシュ

2008年12月9日 シドニー 原田富雄

豪:NT準州、SA州の両政府は鉱業分野における中国との関係を強化

 NT準州とSA州両政府は、豪州ジュニアの潜在的利益を目的とした鉱業分野における中国との協力を積極的に展開している。
 NT準州においては、同準州政府は2011年までに少なくとも50百万A$に及ぶ5件の主要な中国からの投資を呼込む目的で、4年間で12百万A$を拠出するChina Minerals Investment Attraction Scheme(中国鉱物投資誘引計画)を2007年にスタートさせている。
 また、2008年11月には、NT準州のKon Vatskalis資源大臣は北京で開催されたAustralia-China Mineral Investment Exploration Seminar(豪中鉱物投資・探鉱セミナー)にて講演を実施、引続き15,000人が参加した中国鉱山年次大会への参加を行うなど、2007年7月以降、同大臣の訪中は3度に及んでいる。
 同大臣に同行したTNG社の探鉱責任者は、NT準州は我々鉱山関係者に対してセミナーや会議の場を通じた中国のカウンターパートとの会合の機会を何度も政府は用意してくれ非常に助かるとメディアに語っており、同社以外にもNT準州で開発を手掛けるEmmerson Resources社、Energy Metals社、Territory Uranium社の代表が会議に参加している。
 更に、2008年11月の大臣訪中時には、NT準州への中国からの投資を促進する目的で、中国開発銀行との間で覚書を取交わしており、同月、NT準州においてNolansレアアース・プロジェクトを手掛けるArafura Resources社と中国Bao Tou Steel Rare Earth Hi-Tech社との間において情報交換等を目的とした覚書が締結されている。
 一方、SA州においても中国からの投資が行われてきており、2008年11月末にEyre Peninsulaプロジェクトを手掛けるIronclad Mining社は、Wuhan Iron and Steel社との間でFSの実施を通じたプロジェクトを共同で実施する覚書を取交わしている。また、2008年初頭には、IMX Resources社が手掛けるCoober Pedy鉱山近郊のCairn Hill磁鉄鉱・銅プロジェクトからの出荷分全量を中国鉄鋼集団公司傘下のTonghua Mining社が購入する協定を締結、また、同社株式の9.5% をWuhan Iron and Steel社が取得し、現在、鉱石処理施設を中国に建設中である。Crocker Wellウラニウム・プロジェクトは、PepinNine Minerals社と中国Sinosteel社との合弁事業(Sinosteelの権益60%)にて推進することになっている。本件に関し、年間100~200百万A$の出荷額が期待できるとSA州のMike Rann首相は絶賛している。

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