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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル レアメタル ニッケル
2008年12月15日 ロンドン フレンチ香織

フィンランド:Talvivaara社、金融危機に関わらず、資源量増加と2009年のニッケル増産を発表

 Talvivaara Mining Company Plc.(本社:フィンランドEspoo、以下Talvivaara社)は12月4日、2008年10月より初期生産を開始したTalvivaaraニッケルプロジェクトで、2007年12月以降のボーリング調査(全長25km)の結果から、JORC規程に基づく鉱物資源量(予想+概測+精測)を76%増の1,004百万tに増加し、2009年もニッケル地金のフル生産20千tに向けて増産計画を継続すると発表した。同社によれば、Talvivaara社の株主には、Norilsk Nickel、Outokumpu社、BlackRock社を含み、資金調達が安定しているためこの計画は継続できると述べる。なお、同プロジェクトでは、金属価格が原因ではなく、天候及びバイオリーチング設備の不良により、2009年のニッケル生産は、20千tから15~18千tへと縮小される予定である。
 Talvivaaraの生産コストは現在、10,600US$/tで、LMEニッケル3か月先物取引価格の10,200US$/t(11日付け)より高い。しかしながら、同社によれば、ニッケル価格は必ず回復し、また、現在は高コスト鉱山の休止が多発しているため、長期的には、現行プロジェクトは有益であると考えられている。同社社長によれば、Talvivaaraのニッケル生産は世界ニッケル生産の約2%に相当。また、同社は、2009~2011年の同鉱山生産の30%を、現在のニッケル価格9,470US$/tに対し、23,580US$/tでヘッジ取引を完了し、同社がフル生産のニッケル33千t、亜鉛60千t、銅1万t、コバルト1,200tに達すれば、約264百万US$に相当することとなる。更に、同社は、市場が回復すれば、同鉱区の資源量増加と、他の地域での権益拡大も視野に入れていると述べている。

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