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ニュース・フラッシュ

2009年2月17日 ロンドン フレンチ香織

南ア:失業問題解決のため、ロイヤルティ法適用の延期を検討

 南アの財務大臣Trevor Manuel氏は2月11日、鉱業界の失業率を減速させるために、鉱業ロイヤルティ法の適用を2010年3月まで延期するよう提案した。Trade Union Solidarityによれば、鉱業界の失業者数は現在、3万5千人に上り、この40%がPGM産業によるものである。Anglo Platinumも先週、南アの雇用者(主に契約雇用者)の1万人を削減すると発表し、Gold Fieldsも雇用者10%を削減する計画である。
 本ロイヤルティ法は、2009年5月より施行される予定であったが、現在の需要減速及びコモディティ価格の急落により、更なる鉱山労働者の失業率の増加が懸念され、2010年3月まで延期されることが提案されることとなった。なお、同政府によれば、本施行が延期されると、同国鉱山企業に対して、2009/10年の間、総額18億Rand(約178百万US$)を相当額減免救済できることとなる。
 2008年12月に改訂されたロイヤルティ法に基づくロイヤルティ率計算方法は、鉱種別では無く、次のように形態別に定められている。
 ◎地金:0.5 +{(利払い前・税引前の利益)/(製錬された鉱物の総売上高)×12.5)}×100
 ◎鉱石:0.5 +{(利払い前・税引前の利益)/(鉱石などの製錬されていない鉱物の総売上)×9)}×100
 なお、同国では2003年3月より、現行のロイヤルティ法とは内容が異なるが、鉱物及び石油に関するロイヤルティ法の草案が公表されていた。しかしながら、新鉱業権によるロイヤルティの支払いを回避するために、旧鉱業権を保有する企業が新鉱業権への切替えを遅らせる可能性があると考えられ、これを阻止するために2008年まで延期されていた。

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