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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル レアメタル ニッケル
2009年2月23日 ロンドン フレンチ香織

ロシア:ロシア政府、ニッケル及び銅の輸出課税を免除

 報道によれば、ロシアのPutin(プーチン)首相は1月21日、ニッケル地金及び銅カソードの輸出課税を免除する政策案を承認したと国会報道官等に語った。本改正では、銅地金または銅合金10%、銅カソード0%、ニッケル地金0%となる。なお、本改正は暫定的なもので、目的は、①現在の同国企業における経済状況を改善するため、②製錬業界の雇用を保護するためとされている。
 ロシアは、国内で生産されたニッケルの90%以上を輸出している。Norilsk Nickelによると、2009年の売上高は最高80億US$と予想され、Uralsib社のアナリストによると、Norilsk Nickelのニッケル輸出量97%、銅輸出量76%という事実のもと、同社は本改正により、250~300US$/tのコスト削減が予想されている。また、UniCredit社のアナリストによれば、本改正案によって、Norilsk NickelのEBITDA(Earnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortization)は10%増、純利益は20%上昇すると予想されている。ただし、同首相は、Norilsk Nickelの最高責任者と経済開発大臣との会合後、ニッケル、銅の輸出税の免除は、Norilsk Nickel以外の他のロシア企業も支援するものとして意図を明確にしている。
 本改正は、公式発表されてから7日後に施行となり、他の報道では、市場家らは実行可能性に対して疑いを抱いていると言われている。なお、日本の報道によれば、ロシア政府は2月14日から、鋼材の輸入関税を暫定的に引上げると発表し、経済が回復するまでは、現行5%から鋼管類15~20%に、鋼板類15%に引上げると日本の貿易関係者は述べている。

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