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ニュース・フラッシュ

2009年3月9日 バンクーバー 大野隆幸

加:RCI Capital社、先住民を対象とした鉱業ファンドを創設し精力的に売込み

 カナダ、Vancouverに本拠を置くRCI Capital Group社(以下、RCI社)は、2009年3月3日、トロントで開催中のカナダ探鉱開発協会総会(PDAC 2009)において、鉱業分野において先住民社会のための探鉱ファンドを創設すると発表した。ファンドは2種類用意され、一つは先住民の参画を強化する探鉱企業及びカナダ国内のプロジェクトの振興に焦点を当てたCanadian Resources Opportunities Fundである。もう一つは、リスクを好まない投資家向けの元本保証型ファンドであり、両ファンド共10億C$の調達を目指す。今回創設されるファンドの最大の目的は「先住民社会における経済活動を促進し、彼ら自身のプロジェクトに真剣に関与する機会を彼らに与えることであり、そのために資金調達先を提供、先住民が資産を獲得し始めることで、より多くの富を築くことができる。」と先住民関連専門家でありRCI社のJohn Park社長と共にファンドを立ち上げたCalvin Helin氏は述べた。2人は資金調達のためアジア(中国及び韓国)に赴き、政府出資ファンドの中に多くの意欲的な投資家を見いだした。Helin氏は「中国のある投資家は、政治的に危機的状況にあるアフリカには300億US$を投資し、カナダには30億US$しか投資していない。投資家は、ルールが明確であり安定している環境に投資することを断然好む」と述べた。16億C$の移民系投資家の資本を運用するRCI社は、既にアジアの投資家から1.8億C$を調達している。2009年4月にファンドの取引が開始されるのに先立ち、RCI社は現在、更なる投資家を求めてカナダ国内を模索中とのことである。

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