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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル 亜鉛
2009年3月23日 リマ 西川信康

ペルー:La Oroya製錬所、鉛・亜鉛等生産停止

 業界紙等によると、ペルー第4位の鉱産物輸出企業であるDoe Run PeruのLa Oroya製錬所は、資金繰り悪化により鉱山会社からの精鉱供給が止まり、亜鉛、鉛、金、銀の製錬ラインが全面停止、銅製錬ラインのみ操業が続いている状況となっている。政府関係筋によれば、同社は精鉱購入向け融資75百万US$を失い、精鉱供給元の鉱山会社に対して100百万US$の負債を抱えているという。
 また、政府が同社を救済する動きがあるとする一部の報道に対し、エネルギー鉱山省のIsasi次官は、政府による対応は未決定であるとしながらも、税金を用いた企業救済の可能性について否定的な見解を示した。国会エネルギー鉱山委員会のReategui委員長も、政府は民間企業の救済を行うべきではないとしたほか、環境影響評価(PAMA)を計画どおりに実行していない企業が対象であることも問題だとコメントした。Garcia大統領は、La Oroya製錬所の閉鎖は周辺地域で1万人以上の失業者が発生することを意味するとし、本問題に対する懸念を表明した。
 なお、ペルー鉱業冶金鉄鋼労働者連盟のCastillo書記長は、Doe Run PeruはLa Oroya製錬所だけでなくCobriza銅・銀鉱山も閉山する可能性があると指摘している。

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