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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2009年4月7日 サンティアゴ 菱田 元

ブラジル:40%値引きした場合でも2009年鉄鉱石売上高は2008年を上回る

 3月30日付け地元紙等によると、ブラジル-中国ビジネス協会事務局長Rodrigo Machiel氏が3月30日のリオ・デジャネイロでのイベントにおいて、中国鉄鋼メーカーに対して鉄鉱石価格を値引きする可能性はあるが、ブラジル鉄鉱石生産者は、2009年の鉄鉱石売上高は2008年以上になる見通しを述べた。
 「現在の鉄鉱石価格は約87.4 US$/tである。もし中国がVale等から40%値引価格を得たとしても、2009年通年の鉄鉱石平均価格は52.4 US$/tとなり、2008年の平均価格50.7 US$/tを上回る。実際、40%の値引きが起こる可能性は低い」と同事務局長は述べた。2008年にブラジルは9,640万tの鉄鉱石を輸出し、輸出額は49億US$であった。調査会社Dragonomics社によると、2009年の鉄鉱石輸出額は55.5億US$で対前年比13.7%増が期待される。
 中国におけるインフラ整備への投資増の見込みから、Dragonomics社は2009年の中国への鉄鉱石輸出が10%増加すると見ている。中国政府は消費刺激策とし7,300億US$の予算措置を講じることを発表している。
 米国コンサルタントMcKinsey社によると、中国は2025年までの間に国内に50億m2の舗装道路、28,000 kmの地下鉄、大量の建築、数多くの石炭火力発電所を建設する計画である。このような中国におけるインフラ整備計画はブラジル鉄鉱石輸出にとって前向きなニュースと受けとめられている。

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