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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年4月14日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:Anglo American・Cynthia Carroll CEOがLos Broces銅鉱山拡張を強調

 4月3日付け地元紙等によると、サンティアゴで4月2日、世界の銅鉱業の代表1,000名を集めたチリ銅鉱業研究センター(CESCO)主催の晩餐会が開催され、そこでのスピーチでAnglo American のCEOである Cynthia Carroll女史が、Los Bronces銅山(チリ首都圏州、サンティアゴの北東に位置する)の拡張計画に言及した。Carroll氏は「世界経済は困難な状況にあるが、Anglo Americanは160億US$の投資を維持し、そのうち20億US$はチリに投資する。我々は投資のスピードを抑えるだけだ」と述べた。
 Los Bronces銅鉱山の拡張はAnglo Americanが2009年に進める主要ベースメタル・プロジェクト2件の内の1件で、もう1件はブラジルのBarro Altoニッケル鉱山開発である。同社の直近の発表によると、2009年の同社の設備投資額は当初計画の半額以下の45億US$となり、その内14億US$がLos BroncesとBarro Altoに充てられる。両プロジェクトのスケジュールも変更された。Barro Altoは当初計画から1年遅れの2011年Q1に生産開始が予定された一方、Los Broncesは当初計画から8か月遅れの2011年Q4に拡張工事が完了する。
 スピーチの中でCarroll社長は、ペルーQuellaveco銅山開発プロジェクトの貯水システムについても言及した。2008年に同社は、このプロジェクトのために地表水700L/秒を供給するという新しいEISを提出した。Quellavecoの主な障害の一つが用水の確保であるが、同プロジェクトの開発については役員会の承認待ちの状態である。
 Anglo American の2008年生産量に641,300t、このうち235,792tはLos Bronces産であった。同社の2008年操業利益は20.2億US$で、2007年の29.8億US$より-32.2%減となった。

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