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ニュース・フラッシュ

2009年4月21日 シドニー 原田富雄

豪・中国:Rio Tinto、株主総会でChinalcoとの戦略協定への理解を訴える

 2009年4月20日、Rio Tintoはシドニー市内で株主総会を開催した。豪州、英国の株式市場に上場する同社は、2009年4月15日にロンドンで株主総会を開催したが、Chinalco(中国アルミ業公司)によるRio Tinto資産への出資123億US$と転換、社債の購入72億US$、計195億US$からなる戦略協定の合意について一部の株主から否定的な意見が出されており、シドニーでの株主総会の動向に注目が集まっていた。
 株主総会ではPaul Skinner氏に代わりJan du Plessis氏が新会長に選出される中、Chinalcoの件については決議案に含まれていなかったが、Rio Tintoが現在選択できるオプションの中で全ての株主の利益になるとして支持を仰いだが、Chinalcoが転換社債を株式に転換すれば株式保有率は18%株となりRio Tintoの経営に対してあまりにも影響が大きいとして異論の声が噴出した。また、2008年11月、BHP BillitonがRio Tinto買収を諦めたこと、及び2007年のAlcan買収判断に問題があったとして、経営陣の失敗を指摘するなど、ロンドン総会以上に総会が紛糾した。
 Chinalcoとの戦略協定に関しては、FIRB(豪外国投資審査委員会)による審査が継続しており、2009年6月13日までに判断が下されるが、今回の株主総会の結果が当該審査に少なからず影響あるものと考えられる。

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