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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年5月19日 サンティアゴ 菱田 元

アルゼンチン:San Jose銀・金山が労働問題で操業を停止

 5月14日付け地元紙は、Hochschild Mining社(本社:英London)を、米国Minera Andes社が残りの権益49%を保有するアルゼンチンSanta Cruz州San Jose銀・金山が、労働組合同士の争議により操業を停止したと伝えた。
 事の発端は、San Jose鉱山にサービス提供しているトラック運転手が組織する地方トラック運転手労働組合が、自らの抗議行動に鉱山労働者を含めるとの決断を下したことにある。San Jose鉱山の施設を地方トラック運転手労組がコントロールし、20名の鉱山直轄のトラック運転手に対し組合に加入するよう圧力をかけた。
 このトラック運転手労組の決定を受け、AOMA(アルゼンチン鉱山労働者連盟)は、鉱山労働者の権利が見落とされているとして、争議での暴力に抗議するためSan Jose鉱山を操業停止する措置に出た。AOMAは現在San Jose鉱山でストを実施しており、もし政府がこの紛争を解決しなければ、Santa Cruz州の全鉱山にストを拡張する意向であると述べた。
 CAEM(アルゼンチン鉱業協会)はSan Jose鉱山に地方のトラック運転手労組が侵入し、鉱山施設に損害を与え雇用人に危害を加えたとして非難した。CAEMは、組合争議解決のための暴力の使用は、労働条件に深刻な影響を与え、鉱業活動の継続を困難にすると述べた。
 Hochschild Mining社は、この問題により2009年の銀換算量28百万oz(871t)の生産目標が変更されることはないと述べた。Hochschild Mining社はその他、ペルーのArcata、Selene、Pallancata、Ares鉱山及びメキシコのMoris鉱山を所有する。

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