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ニュース・フラッシュ

2009年5月19日 シドニー 原田富雄

豪:証券取引所、JORC規程の尊守状況を発表

 2009年5月14日、豪州証券取引所(ASX: Australian Securities Exchange)は、同取引所に上場する資源関連会社が探鉱結果や資源量の公表を行う際の基準とされている”鉱物資源量及び鉱石埋蔵量の報告に関する大洋州規程(JORC規程: Joint Ore Reserves Commitee)”に関する企業倫理の遵守状況についての調査結果を発表した。調査は、2009年3月31日までの6か月間に公表された5,200件、800社の鉱山・探鉱会社を対象に行われた。
 調査の結果、246社が公表した312件(全体の6.0%)のうち、333か所にJORC規程に係る遵守違反があったとしている。調査結果は次のとおり。

JORC規程(条項) 内 容 遵守違反件数
8 専門家による報告の不備 176
17 試掘孔に関する情報不足 12
18 探鉱目標に関する不正確な情報 41
25 資源量の項目に関する問題 80
33 鉱量の項目に関する問題 11
資源価値 資源価値及び換算値の情報不足 5
JORC規程外 その他(海外探鉱の資源量・鉱量等) 8
合 計   333

  JORC規程への遵守違反に関し、調査を実施したASX Market Supervision社は、市場関係者に対する混乱防止のため、問題のあった企業に対して注意喚起するとともに、問題か所を訂正するよう求めている。
 JORC規程に基づく探鉱結果や資源量の公表は、投資家や他の資源関係者にとって重要情報であることから、引き続きASXによる厳しい監視や、公表を行う企業の倫理観の向上が要求されている。

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