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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2009年5月19日 北京 土屋春明

中国:“非鉄金属産業調整及び振興計画”の概要

 安泰科によれば、5月11日、国務院は“非鉄金属産業調整及び振興計画”を正式発表した。同計画は、立ち遅れた生産能力を淘汰し、統合を加速化し、2009年に非鉄金属業界の安定化、2011年には業界が発展軌道に乗ることを目標としている。
 計画には、[1]技術力の高い高付加価値製品の輸出、[2]増値税還付率の調整、[3]国家備蓄買上げ規模の更なる拡大、[4]主要電解アルミ企業の直接電気購入推進などが盛り込まれている。
 計画で設定している目標に基づき、2009年には旧式生産設備に基づく銅製錬生産能力30万t、鉛製錬能力60万t、亜鉛製錬能力40万tを削減し、また、2010年までに、電解アルミ生産能力80万tを閉鎖する。更に、今後3年間、新規電解アルミプロジェクト、電解アルミ改築プロジェクト・拡張プロジェクトについては原則的に認可しない。銅、鉛、亜鉛、チタン、マグネシウムにおける新規生産能力についても厳正に制限する。
 計画では、2011年までに国内で3~5社の競争力ある企業集団を設立させ、国内上位10位までの銅、アルミ、鉛、亜鉛企業の生産量が国内総生産量に占める割合を各々90%、70%、60%、60%まで引上げる。
 計画では、企業の自山鉱比率を2011年までに、銅、アルミ、ニッケルでそれぞれ40%、56%、38%に引上げる。また、再生銅、再生アルミの生産量に関し、銅、アルミ総生産量に占める割合を各々35%、25%に引上げ、2008年に比べそれぞれ6ポイント、4ポイント引上げとするとしている。
 2008年、中国国内10種非鉄金属の総生産量は2,520万tで、総消費量は2,517万tである。そのうち、銅、アルミ、鉛、亜鉛の総生産量は世界総生産量の20%、32.7%、37.8%、33%に占めている。

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