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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年5月25日 バンクーバー 大野隆幸

加:Iamgold社の仏領ギアナ、金山事業開発実現への道

 2009年5月15日の地元紙等によると、Iamgold社(本拠:Toronto)は、2008年1月31日、仏のサルコジ大統領から環境への影響懸念を理由に開発中止命令を受けた仏領ギアナ(以下、ギアナ)のCamp Caiman金山開発事業に対して、それ以来、同社は仏当局との会合を行い、周辺の地域社会、地方自治体、非政府組織等からの当該事業への支持構築に努めてきた。今回、同社CEOへのインタビューが実施され、「時間をかけて鉱業の“事実と作り話”の違いを示してきた結果、現在、ギアナでは鉱山開発に理解を示し始めている。以前は協力的ではなかったギアナ側も、現状の貧困脱却のための重要な経済推進力として期待を寄せるようになってきており、今夏、仏政府に対して鉱山提案書の提出を計画している模様で、事業は前進している」と同社CEOは付け加えたが、その先行きは未だ不透明である。
 ギアナにおける事業開発の最終決定権を有する仏政府を説得するため、同社は、今後更に厳しい道のりが予想される。仏政府としてもギアナの“鉱業の枠組作り”に取組んではいるが、今なお同事業の開発現場は環境保護指定区域に在り鉱業を排除すべきとの見解に変化は見られない様子である。
 したがって、最終的な“鉱業の枠組”の中で、仏政府が納得するような計画を提出できるか次第であるが、場合によっては法廷闘争も起こり得ると懸念されている。

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