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ニュース・フラッシュ

2009年6月2日 シドニー 原田富雄

豪:BHP BillitonのKloppers最高経営責任者が鉱業分野の見通しを語る

 2009年5月27日、BHP BillitonのMarius Kloppers最高経営責任者は、首都キャンベラで開催された豪州鉱業協会(Minerals Council of Australia)主催の会合で講演し、豪州の鉱業分野は中期的には不確実な時代を迎えると述べた。
 大手資源会社が財政的に見合った経営の再構築を、多くの中小資源会社が存続のために戦っているが、OECDの発表した経済見通しが過去30年間で最低となっている。先進国の米国、英国及びドイツ経済は低迷し、とりわけ日本経済は厳しい状況に直面している。中国国内での建設工事や生産活動の上昇が今後も続くとすれば、中国経済の回復は早く、資源関係者にとって注意が必要なものの楽観できるものになると述べた。
 一方で、BHP Billitonとしては、OECD加盟国や中国における資源の在庫調整には更に6か月かかるとして、その間基本的な需要の見通しは期待できないと述べた。資源市場の見通しについて、OECDの需要見通しや中国の短期の在庫積み増しといった状況がこの3~6か月の間に安定化することを望んでいるものの、世界経済の回復が遅く、長引くとの見通しから急速な需要回復は期待できないと述べた。

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