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ニュース・フラッシュ

2009年6月9日 サンティアゴ 大野克久

チリ:鉱業省が地熱探査ライセンス20件を入札へ

 6月1日付け一般紙等によると、チリ鉱業省は同日付けで20件の地熱探査ライセンスに係る入札を開始し、7月31日まで受け付けることを発表した。この探査ライセンスは、チリ全土に合計766,800haからなり、鉱業省は各々のライセンスについて3百万US$の投資を見込んでいる。この中で最大規模のものは、チリ第Ⅱ州San Pedro de Atacama近辺の92,400haをカバーするTuyajto1鉱区である。
  この入札の背景として、政府は2,000MWに上る地熱発電ポテンシャルを活用し、電力供給の安定化を促進させるとともに、化石燃料の輸入依存低減を図りたい意向である。ただ、初期探査は比較的低コストであるが、地熱発電の商業性を判断するための試掘井は1本当り数百万US$という多大なコストが必要となる。このことを踏まえ、地熱発電に係る投資を促進するため、国家エネルギー委員会は試掘井が生産に至らなかった場合を想定し、補助金や保険により探査最終段階でのリスクを一部負担することを提案している。
 また、チリ、ドイツ両政府が共同で資金提供を行い、2007年に SERNAGEOMIN (地質鉱業局)が地熱ポテンシャル地域を確認するためのプログラムを開始している。

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