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ニュース・フラッシュ

2009年6月26日 リマ 山内英生

ペルー: Doe Run Peru操業停止問題に対する新提案

 資金問題で操業停止中のDoe Run Peru社は、政府や債権者、労働者らに対して提示した問題打開のための新提案を公表した。
 新提案は、Doe Run Peru社の最大株主であるRenco氏が31百万US$の新たな資本を注入し、債権者に対する債務の一部返済(3分の1)へ充てること、Renco氏本人に対するDoe Run Peru社の負債156百万US$を資本化すること等を挙げ、その実施条件としてPAMA (環境適正化計画)の30か月延長を求めている。また、債権者に対する残り3分の2の債務を今後3年間かけて支払うこと等も提案されている。
 この新提案公表に先立って、La Oroyaでは製錬所の労働者らが雇用継続を求めて道路封鎖によるデモ抗議を実施していたが、司法手続によって労働者らが製錬所の経営権を取得する方策などが提案され、抗議は今後30日間停止されることとなった。一方、Doe Run Peru社は、労働者らに対し、経営権取得は220百万US$の負債を肩代わりすることになり、決して得策ではないと説得している。また、債権者の一社であるBuenaventuraのBenavides社長は、3年に及ぶ債務返済は到底受け入れ難いとしているほか、Sanchezエネルギー鉱山大臣も、PAMA延長には応じられないとの考えを示し、問題解決の糸口は未だ見えない状況となっている。

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