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ニュース・フラッシュ

2009年6月26日 ロンドン フレンチ香織

カザフスタン: Karatouウラン鉱山の権益50%をUranium Oneが買収

 Uranium One(本社:Toronto、以下U1)は6月15日、同社の株式17%を引き換えに、ロシアのARMZ(ウラン開発国営企業)から、カザフスタンのKaratouウラン鉱山の権益50%を買収したと発表した。取引の主な内容は以下のとおりである。
 
 U1はARMZに対して1株2.83C$で117百万株を発行し、90百万US$の現金を支払う。
 U1は繰越税金に応じて2010~2012年間で3回の均等株式発行(equal tranche)を通じて、最高額60百万US$まで出費する。
 U1とARMZは、長期供給契約及び枠組協定を締結する。供給契約では、ARMZは年間ベースでKaratauウラン鉱山の年産量50%以上を購入できる権利、そして、U1が販売権を有する他のアセットのウラン生産からも、20%を購入できる権利を得る。また、枠組み協定では、U1はARMZが権益50%を有するAkbastauウランプロジェクト(実験的生産中、Karatauウラン鉱山に隣接)の売却に於ける交渉の占有権を取得する。
 将来、ARMZがロシア国外で有するアセットを売却する際は、U1が最初にオファーを受けることとなる。
 
 Karatouウラン鉱山は、カザフ国営企業のKazatomprom社(権益50%)とのJV事業で、2008年に生産を開始し、同年は1.7百万lbのU3O8を生産した。また、2011年には5.2百万lb/年の増産を期待している。なお、同鉱山の2007年12月時点のNI43-101に基づく概測鉱物資源量は9.8百万t(ウラン品位0.115%:11千t)とされている。
 
 U1は、本権益取得によって、2010年の同社の生産量は従来の予想を35%上回ると発表し、本取得は、カザフスタンの鉱業界でリーダーシップを築き上げ、日本及びロシア政府との長期的なパートナーシップの強化につながるであろうと今後の期待を示した。なお、東京電力、東芝、国際銀行は2009年2月、共同でU1に200億円を投じて19.95%の株式を取得し、筆頭株主になることを決定している。

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