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ニュース・フラッシュ

2009年7月7日 ロンドン フレンチ香織

ジンバブエ:経済大臣、鉱業権の見直し、新鉱業法の草案を予想

 報道によれば、ジンバブエのTendai Biti経済大臣(野党MDCの事務局長)は7月3日、既存の鉱業権の見直し及び新鉱業法の草案を検討中と発表した。鉱業権の見直しでは、“Use it or lose it(一定の探鉱・開発実績がない場合は、鉱業権を没収される制度)”を導入し、今後の投資家に向けた鉱業権枠を増やすことを目標としている。なお、本件に関しては、6月23日にロンドンで行われたジンバブエ鉱業投資セミナーでのMorgan Tsvangirai首相の講演でも、「今後、持続可能な開発に繋がらない石炭採掘などは見直しが行われる予定である」と述べられた。また、Biti経済大臣によれば、政府は既に新鉱業法の策定に着手しており、世銀が主張する鉱業の新基準に応じて、鉱業権を改正しようとしている。ただし、同氏は、本草案が議会に提出されたかどうかについては言及を控え、鉱業相の発表を待つように薦めた。なお、ジンバブエで貴金属の生産を行っているAmplats(Anglo Platinum)及びImplats(Impala Platinum)は、鉱業の見直しに関する認識は無く、今後の鉱業大臣の発表が期待されるとの姿勢を示している。
【補足説明】
 報道によれば、2009年6月下旬にはTsvangirai首相が米国及び欧州へ資金調達講演に行った結果、5月の世銀22US$、アフリカ諸国650百万US$、ドイツ35百万US$、豪州6.4百万US$に加え、米国が73百万US$、英国が98百万US$の資金が集まったが、未だ国家再構築に80億US$が必要であると計上し、同首相はMugabe大統領派に批判されている。よって、現在は優勢とされている中国の資金援助に注目し、首相は先週、中国からの950百万US$の融資を確保したと述べた。(ただし、経済大臣は未だ合意に達していないと述べている。)また、中国のTaonga Mushayavanhu副大使は、中国企業に鉱業投資セミナーへの参加を躍起に薦めている。

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