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ニュース・フラッシュ

2009年7月14日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:Noracid社Mejillones硫酸プラント拡張に40百万US$投資

 7月6日付けの地元業界紙等によると、硫酸製造販売会社Noracid社は、チリ第Ⅱ州Mejillonesに所有する硫酸プラントの拡張計画(純度98.5%の硫酸を年産600,000tまで拡張、投資額40百万US$)に係るEIAをConamaに提出した。
 現在、チリの硫酸市場は、CODELCOのChuquicamata、El Teniente、Ventanas、SalvadorそしてXstrataのAltonorte銅製錬所、Anglo Americanが操業するChagres銅製錬所において生産される硫酸または輸入に依存しているが、同プラントが拡張されれば硫酸供給の増加が見込まれる。EIA報告書によると、同プラントは付随的に24 MW相当のエネルギーも生産する。
 硫酸は、酸化銅鉱及び二次富化銅鉱のリーチングに必要とされるため、銅価格が高値となった2007~2008年前半に硫酸需要が急激に伸びた。しかし、世界金融危機以降、硫酸価格は下がり、世界には過剰在庫を縮減するため生産者自らが買い取りを実施している場合もある。一方、チリは、銅鉱業部門の需要が地元生産を上回っており、構造的に硫酸不足となっている。

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