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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年7月14日 サンティアゴ 大野克久

チリ:SQM、Atacama地域で銅・金鉱床開発可能性を検討

 7月10日付け一般紙等によると、SQM(本社:Santiago)が事業多角化の一環として、Atacama地域で銅・金鉱床開発可能性を検討している。
 同社では、自社鉱区における銅・金等の金属資源の開発可能性を検討するため、1年前からAtacama地域において10百万US$相当のボーリング調査を実施している。未だ鉱量算定には至っていないが、中期的には開発される見込みがある。
 現在、SQMでは非金属及び金属に係る計100km2の探鉱鉱区を保有しており、Antofagasta周辺地域では有望4地域を確認しているが、いずれの地域も開発に関し決定していない。2005年には、自社で開発せずにAntofagastaに売却したAntucoya銅鉱床(チリ第Ⅱ州)※の例もある。
 この他、SQMのコアビジネスに対して2009~2011年の間、毎年350百万US$を投資することが決定している。本投資での最重点プロジェクトは、硝酸カリウムの生産能力60万t/年を90万t/年に引き上げるもので、これにより2011年には世界消費の50%以上の硝酸カリウムを生産することが可能となる。その一環として2010年7月からの操業予定で、140百万US$を投じCoy Sur(チリ第Ⅱ州)に新たな選鉱設備を建設中である。
 更に、塩化カリウムについて、2011年には860千t/年の生産能力を120万t/年に拡張する計画である他、ヨウ素生産について、今後4年以内にNueva Victoria(チリ第Ⅰ州)に4千t/年から6千t/年に拡張するための新プラント建設が予定されている。
 ※Antucoya銅鉱床
 ・位 置:チリ第Ⅱ州Antofagasta北方約100km
 ・資源量(品位):推定資源量590百万t(Cu 0.38%)
 ・調査状況:FS実施中(2009年半ば終了予定)

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