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ニュース・フラッシュ

2009年7月14日 ロンドン 萩原崇弘

ロシア:投資環境に暗雲

 ロンドンで6月18日・19日に開催されたRussian & Mining Symposiumにおいて、ロシアへの鉱山開発投資について、幾かの懸念が示された。
 まず、ロシア経済は今年8%を超える落ち込みに瀕しており、プーチン首相がねじを巻き、政府が既に320億US$相当の投資をしても、金融機関に貸し渋りの終わる気配がなく、更には投資に向かう資金は現在のところ見られない。
 また、一部のコンサルタントは最近のロシアでの鉱山開発分野での条件変化を好感し、経済建直しにつながるという声もあったが、ロシアにおける鉱山開発については、外国投資家にとっては問題だらけであり(投資格付会社のムーディーズ)、当分の間は外資に頼るべきではないだろうと指摘されている。
 また、投資資金について、2008年の後半から、世界各国においても株式市場上場(IPOs)による回収を念頭に置いた投資が大きく落ち込んでいる。投資資金は、早期の利益獲得を狙っており、そのため、ロシアのような豊かな資源国であっても敬遠せざるを得ない状況と考えられている。

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