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ニュース・フラッシュ

2009年7月14日 ロンドン 萩原崇弘

フランス:ウランへの投資熱上昇

 フランスのAreva社(世界最大の原子力産業複合企業、本社:Paris)は、6月30日、新しい戦略的パートナーを得て人員を増強し、原子力エネルギー技術への投資を行うため、15%の公募増資を行うと発表した。同時に、コスト削減及び業務改善のプログラムも開始する。株主との関係では、2010年以降3年間の純利益の25%を配当にまわすことを条件にした。
 同社は、「CO2排出ゼロのエネルギーである原子力エネルギー分野が今後成長するのは、議論の余地がなく、今回の増資は、将来を見越した競争力強化に必要な積極的な投資である」と言及している。
 最近のウランの市況も2007年ほどではないが高値が続いており、しばらくの間はウランは増産に向かうだろうと言われている。アナリストの分析によれば、インド、中国、中東などのウラン需要は過小評価されており、需要が想定よりも伸びる一方、供給不足は2015年過ぎまで続く可能性があると認識しており、今回のArevaによる経営増強や投資強化に至ったと見られる。

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