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ニュース・フラッシュ

2009年7月14日 ロンドン フレンチ香織

ザンビア:新鉱業法の動向

 ザンビアでは新鉱業法(Mines and Minerals Development Act of 2008)が2008年4月3日に制定され、2009年4月1日から施行となった。本法の制定の目的は、[1]探鉱権の取得手続きの簡略化、[2]探鉱及び採掘面積の制限(少数企業の独占を防ぐ)、[3]探鉱及び採掘権料の引き下げを行い、鉱業投資を促進することである。しかし、ZDA(Zambian Development Agency)によれば、[2]に関して新法移行のための変更申請が殺到しており、政府は2009年10月末まで6ヶ月間の猶予期間を与えることを決定した。
 
 新鉱業法の主な変更事項は、以下のとおりである。
1)探鉱権の有効期間の明確化(大規模または小規模の探鉱面積で区分)
2)探鉱権及び採掘権に関する鉱区面積の制限(大規模または小規模の探鉱面積で区分)

 上記1)に関して、従来の鉱業法(The Mine and Mineral Act 1995)では、探鉱権は最大2年で更新可能と定められていたが、新法では、大規模の探鉱ライセンスは初期申請が2年、その後は2回更新(2年ずつ)が可能で、さらに1年の延長を可能とし、最大7年とする。小規模は、2年探鉱ライセンス一回きりの申請で、更新は認められない。

 上記2)に関しては、従来の鉱業法では、鉱区面積は制限されていなかったが、新法では、大規模の探鉱ライセンスには、1探鉱ライセンスにつき1,000 km2が上限で、申請企業当たり最大5,000 km2となっている。また、更新ごとに面積の50%を減区する義務が課される。また、大規模の採掘権(25年の操業許可、資源量によって更なる25年の更新可能)は、1ライセンスにつき250 km2となる。
一方、小規模の探鉱ライセンスの面積は最大10km2で、採掘権(10年の操業許可、更新許可の可能性は低い)は、最大4 km2とされている。

 なお、ZDAによれば、中国企業の例で、5,000 km2以上の探鉱区を希望する場合、子会社を利用して、分散して探鉱権を申請するケースが見られているという。

新鉱業法の原文及び参考資料:
http://www.parliament.gov.zm/index.php?option=com_docman&task=cat_view&gid=110&dir=DESC&order=date&limit=10&limitstart=10
http://www.parliament.gov.zm/index.php?option=com_docman&task=doc_view&gid=428
http://www.mining-journal.com/supplements/mj-zambia-supplement-1108/mines-and-minerals-development-act

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