閉じる

ニュース・フラッシュ

2009年8月17日 ロンドン 萩原崇弘

露:PGM及び希少金属や希少金属輸出企業の限定解除に係る大統領令公布

 報道によれば、8月10日に公布された8月6日付ロシア大統領令により、PGM・希少金属・宝石用原石などの輸出入令が改正され、ロシア中央銀行、その他金融機関及び鉱山会社が、独自にPGMや希少金属を輸出できるようになった模様である。
 これまでロシアでは、ロシア財政危機(1998年)以降、Almazjuvelirexport社が、Norilsk Nickelやロシア中央銀行の代行分を含めて、希少金属など鉱石の輸出についてのロシアで唯一の実施者であった。今後、同社は、精製の金属についてのみ独占して輸出することになる。
 しかし、同社が警告するところ、今回の法改正は不明瞭なものであることから、誰が政府による輸出許可を取っているのか明確にならない限りは、輸出入の現場で行政における混乱が起こり、PGMを含有する鉱石の輸出がストップする可能性も指摘されている。
 一方、ロシアのAlexei Kudrin (アレクセイ・クドリン)副総理・財務相は、この改正による希少金属輸出の民営化により約70億ルーブル(約205億円)、さらに希少金属を含んだ鉱物輸出から約100億ルーブル(約290億円)弱が生み出され、その他の貸付返済金とともに2010年の歳入不足を補うだろうと言及している。

ページトップへ