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ニュース・フラッシュ

2009年9月7日 ロンドン 萩原崇弘

スイス:XstrataはLonmin買収を再度提案

 報道によれば、スイスの鉱物資源大手Xstrata(本社:スイスZug)は、英国の鉱物資源大手Anglo American(以下”AA”)への対等合併の提案を諦め、南アを生産拠点とするのプラチナ生産世界第3位のLonmin(本社:英London)に対し、8月初めの時点で30億£(50億US$相当)以上での買収を提案している模様である。
 2009年6月にXstrataはAAに対して対等合併のオファーをしているが、AAは即座にこれを拒否するコメントを出しており、交渉は継続中とされてきた。
 仮に、XstrataとAAが合併した場合には、競争法上の問題からLonminの株式は売却される可能性が高いとされていた。AAの子会社であるAnglo PlatinumとLonminは、プラチナ生産の世界第1位と第3位であり、両社の生産量を合計すると市場の半分以上を占めることとなる。既にXstrataはLonminの株式の25%を取得しており、両社の合併にはプラチナ市場での競争法上の問題が生じる可能性が指摘されていた。
 しかし、Xstrataは、AAとの交渉が暗礁に乗り上げていることから、Lonminの買収に再度乗り出したものと見られている。
 仮に事実だとすると、XstrataがLonminに買収をオファーするのは2008年8月に続き2度目となる。前回は50億£の買収提案をLonminが拒否し、10月にはXstrataが資金不足により買収提案を撤回している。
 こうした思惑からLonminの株価は9/1の終値13.89/£から9/4の終値15.78/£まで13.6%値上りしている。
 本件について、Xstrataはコメントを一切拒否している。

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