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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル リチウム
2009年9月8日 サンティアゴ 大野克久

アルゼンチン:Lithium Oneがアルゼンチンでリチウム権益獲得へ

 9月3日付けで、カナダのリチウム企業Lithium One(本社:加Vancouver)は、Maktub Compañía Minera(Maktub:本社Salta)がアルゼンチン北西部Salta州に保有するSal de Vidaかん水プロジェクトの100%オプション権を獲得したと発表した。
 同オプション権は、Lithium Oneが2014年までに5.6百万US$支払うことにより、ロイヤルティ無しで100%権益を取得できるというもので、Maktubにはウレクサイト(テレビ石※)の20年間の採掘権が残る(Maktubは、ウレクサイト及びホウ酸塩の生産・販売を行うSaltaの地元企業)。また、この採掘権についても7百万US$ でLithium Oneが獲得できることになっている。
 同プロジェクトの鉱区面積は、Salar de Hombre Muerto塩湖東側の150km2以上で、世界第3位のリチウム生産企業であるFMC(本社:米・Charlotte)の現地子会社であるFénixがリチウムを生産している。Fénixの2008年産量は、金属リチウム3,115 t、炭酸リチウム10,000 t、塩化リチウム7,600 tである。
 Lithium Oneによる17か所のかん水サンプリングの結果は以下のとおり。
   Li:23~1,386 ppm (平均637 ppm)
   K:200~12,183 ppm (平均5,443 ppm)
   Mg:964 ppm(Mg/Li=1.63)
 今後Lithium Oneでは、地表踏査、かん水サンプリング、水理解析、物理探査等を実施し、2010年に事業化調査を実施する予定である。

  ※ウレクサイト(テレビ石):日本名は曹灰硼鉱で、化学式はNaCaB5O6(OH)・5H2O、ナトリウムとカルシウムを含む含水硼酸塩鉱物で塩湖が干上がって出来た地層に
   出し、結晶構造が繊維状で平行、半透明であることから、書物の上に鉱石を置く文字が上に浮かんで見えることから、別名テレビ石とも言われている。
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