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ニュース・フラッシュ

2009年9月8日 シドニー 原田富雄

豪:FIRBは、中国企業による豪レアアース鉱山買収判断を延期

 2009年5月1日、豪レアアース鉱山大手Lynas Corp.社(本社:Sydney)は、中国有色鉱業集団有限公司(China Non-Ferrous Metal Mining Co Ltd. 以下”CNMC”)が同社発行株式の51.6%を取得(投資額252百万A$)することを発表、CNMCは FIRB (豪州外国投資審査委員会)からの承認を待っているが、2009年9月2日時点で承認されていないと公表した。
 FIRBは、7月初旬にCNMCに対して一旦、申請取下げを行うよう指導し、再申請するよう求めた結果、8月上旬を目処に承認が下りる予定であったが、判断が延期されている。外資買収法によれば、申請から30日間を越えた場合、更に60日間の審査機関の延長が認められており、承認判断のタイムリミットは10月上旬となるが、最終的な判断を行うSwan財務大臣は、中国国営企業であるMinmetalsによるOZ Minerals社買収に関しては、国益の観点から買収合意資産の一部を認めなかった経緯があり、レアアース市場に対する中国による支配が進む中、表向きには単に審査時間の問題を装うFIRBであるが、その最終判断が注目される。
 なお、Lynas Corp.は8.6百万A$の銀行預金があり、2009年10月末までに必要となる資金については問題ないとしている。

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