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ニュース・フラッシュ

鉱種:
プラチナ パラジウム レアメタル
2009年9月8日 ロンドン 萩原崇弘 2009. 9. 8 ロンドン フレンチ香織

英:Johnson Matthey、今後5年間のプラチナ・パラジウム市場は逼迫と予想

9月4日、Johnson Matthey のPeter Duncan氏(貴金属マーケットリサーチ本部長)は当機構の取材に応えて、今後5年間のプラチナ・パラジウム市場は共に供給不足との見解を次のように示した。・プラチナに関し、主な供給源である南アが今後とも横ばいまたは微増すると予想する一方、自動車触媒用及び産業用のプラチナ需要は2010年以降に回復し始め、また、貴金属投資や宝飾用需要は今後も堅調に推移すると見込まれ、市場は逼迫していくと予想。・パラジウムに関し、南ア以外のロシア及び北米等の地域が供給の半分を占めているため、2011年以降はロシアからの備蓄放出減少などの影響により供給が減少し、自動車触媒需要の回復に追い付けず、2011年以降、現在の供給過剰から供給不足へ変化すると予想している。・プラチナ・パラジウムは、現在は景気低迷によって自動車触媒等の産業用需要が減少しているが、今後は世界的に排出ガス規制が強化されつつあること、世界中で増産されているハイブリッド自動車でも自動車触媒はほぼ同等量必要なこと、また、電気自動車への転換にはまだ時間を要すると考えられることなどから、景気が回復すれば需要は増加すると予想される。・PGMの産業需要が減少する中、アジア(特に日本)を中心に世界全体のプラチナ等の貴金属投資が急増し、現在も価格上昇の重要なパラメーターとなっている。後も日本を中心としたアジアのプラチナ投資も増加が予想され、また、近い将来に米国のプラチナETFも解禁する見込みであることも見逃せない。その他、特に中国のプラチナ宝飾用需要の増加が期待される。

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