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ニュース・フラッシュ

2009年9月28日 メキシコ 小島和浩

米:破産裁判所がAsarco再建に関するSterlite社の増額オファーを却下

 9月28日付け業界紙等によると、Asarco再建手続を担当するCorpus Christi破産裁判所はSterlite Industries Ltd.(本社:印・Mumbai)が提示した増額オファーを却下した。
 Asarcoの再建を巡っては、同社の経営権を握ろうとするSterlite社とMéxico(GM)間で、再建計画(債権者に対する支払額)の増額合戦が繰り広げられていたが、8月末にCorpus Christi破産裁判所がGMの再建計画を支持する内容の勧告を、本件について最終的な司法判断を下すBrownsville地方裁判所に提出した。同勧告の発出を受けてSterlite社は、9月11日付けで提案額を21.3億US$から25.7億US$に増額し、巻き返しを図った(GMの提案額は24.8億US$)。Brownsville地方裁判所はSterlite社の新提案を再検討するよう、Corpus Christi破産裁判所に求めていた。本件を担当する破産裁判所のSchmidt判事は、同新提案は締切期限後に提出されたものであり、現今の不安定な一次産品市況や世界の経済情勢を考慮すると、Asarco再建手続に遅滞は許されないとし、改めてGM提案の再建計画を支持した。
 Sterlite社は、増額提案が却下されたことについて、「破産裁判所は前回の勧告内容を繰返しただけであり、最終決定は地方裁判所のヒアリングを経た後に下される。我が社はAsarco再建から手を引かない。」とコメントしている。

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