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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年10月5日 バンクーバー 大野隆幸

DRCコンゴ:First Quantum Minerals社のKolwezi銅プロジェクトを警察が閉鎖

 地元紙等によると、2009年9月16日、DRCコンゴKatanga州において警察が、First Quantum Mineral社(本社:Vancouver、以下”FQM”)のKolwezi銅プロジェクトをその場で封鎖、建設工事の停止を強要し、700人を一時解雇したと報じた。FQM社は、この行為は同国の法律に違反しているとし、同社及び近隣コミュニティにとっても大きなダメージである。同国は、世界最貧国の一つであり、西側鉱山会社からの投資や、Kolweziの一部権益所有者である世銀からの投資を必要としているにも拘わらず、この封鎖により、投資家達はDRCコンゴ政府に対して懐疑的な見方をすることは間違いなく、また、現段階ではこの問題の解決の保証もない」と、FQM社CEO、Clive Newall氏は語った。Kolwezi銅プロジェクトの突然の停止は、8月4日に政府がKolweziに係るFQM社との契約について、内容に違反があるとしてキャンセルしたことに続く出来事となった。FQM社側は、そのような違反の事実はないと主張し、同決定に多くの疑問が存在している。また、DRCコンゴ政府が西側鉱山業者との間で様々な問題発生時期に、DRCコンゴ政府は、中国との関係強化に力を注ぎ、中国との間に90億US$分のインフラ整備に係る契約を成立させ両国に恩恵をもたらした。中国側は、Katanga Mining社(本社:加Toronto)が所有していた2鉱山の採掘権を獲得した。FQM社は、DRCコンゴで成功した数少ない西側企業であり、同国における最大の納税者、主要雇用主でもあり、Frontier銅・コバルト鉱山(年産Cu 73千t)を操業し、Kolwezi銅・コバルト開発プロジェクト(尾鉱からの回収)に3億US$を投入している。
 一方中国企業も、Kolwezi銅プロジェクト取得を切望しており、FQM社がKolweziの権益を失うようなことがあれば、おそらく中国企業が鉱業権を取得し、プロジェクトを続行することになろうと測されている。

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