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ニュース・フラッシュ

2009年10月6日 サンティアゴ 大野克久

チリ:Spence鉱山側が労使協定更改について労働監督局に調停を要請へ

 10月1日付け一般紙等によると、BHP Billitonがチリ第Ⅱ州に100%権益を保有するSpence銅山(SxEw)で、労使協定に関る鉱山側提示案の労組員による投票が労働法に基づき実施され、523投票中反対522の圧倒的多数により案は否決された。
 投票に先立ち、労組側では労組員がストを回避しないよう、事前策として、受取人が労働組合である個人に手形を切らせていた(総額730万Peso)ことが特徴。
 この結果を受け、10月1日付けで鉱山側は労働監督局に対して5日労働日の調停を要請した。この調停が不調に終われば10月8日から労組側はストに入る。労組幹部によると、3か月間のストが可能な闘争準備金を用意しているとのことである。
 なお、労組側では、昨今の銅価水準を反映して5.5%の賃金アップ、15百万Peso/人の一時金、銅価連動ボーナス、子女教育・保険手当の充実を要求しているが、鉱山側からの回答は2%の賃金アップに留まっている。
 今後、チリではEscondida、CODELCO Norteの労使交渉を控えており、Spenceを始めとする労使協定更改の今後の行方が注目されている。
 Spenceの2008年SxEwカソード生産量は164.8千tで、2009年生産計画量は200千tである。

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