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ニュース・フラッシュ

2009年10月6日 ロンドン フレンチ香織

英: XstrataのAnglo対等合併案:テイクオーバー・パネルは、期限を20日に設定

 英国の合併・買収自主規制機関であるテイクオーバー・パネルは10月2日、Xstrata(スイス)に対して、Anglo American(本社:London以下”AA”)に正式に対等合併するか、または、対等合併案を一旦撤回するかを20日までに決定するよう通知した。なお、Xstrataが一旦撤回すると、英国の”Takeover Code Rule 2.8”により、意思表明後の6か月間は、Xstrataは同様の合併・買収提案ができなくなる。
 Xstrata-AA対等合併案は、2009年6月5日にBHP BillitonとRio Tintoとの豪州における鉄鉱石事業の統合が発表された直後に公表され、また、両社の時価総額(Xstrata200億£、AA 214億£)の合計総額414億£(662億US$相当(1.6US$/£))の巨大企業誕生の可能性が注目されていた。しかし、AAはXstrataに合併案を受けた直後の6月22日、戦略の相違により、本案件を拒否した。Xstrataは8月上旬、AAに対して再提案したが、現在もAAの株主の関心を引いておらず、依然として受け入れられていない。
 なお、アナリストの間では、本合併によるコモディティの多様性の利益から、Xstrataはレバレッジ(信用取引や金融商品を用いた手持資金以上の資金調達)により、提示額を上乗せして再提案するとの見方と、現在の債務状況(131億US$:2009年Q2報告)や、AAの現在の反応、そしてXstrataが有するプラチナ大手Lonmin(英)の株式25%がプラチナ市場での独禁法上の問題を引起す可能性から、再提案の可能性は低いと予想する見方がある。
 その間、AAは10月6、8日にブラジル及びチリにおける同社の戦略アセットの内、Minas Rio鉄鉱山、Los Bronces銅山、Barro Alto鉱山を紹介する講演を行う予定であり、Gulf Industrial Investment Company(バーレーン)等を含む複数企業とMinas Rioの権益30%の売却について非公式会談を行っていると報じられている。

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