閉じる

ニュース・フラッシュ

2009年10月13日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:国会がCODELCO近代化法案(役員会構成メンバーの刷新等)を承認

 10月7日付けの地元業界紙等によると、チリ上・下院はCODELCOの役員会の構成メンバーの刷新からなる経営体制刷新法案を承認したと発表した。同法案は、最終的に閣議承認が必要であるが、その前に修正案が国会に戻される可能性もある。
 この法案が提案する改革骨子によれば、これまで財務大臣と軍の代表が占めていたポストが除外される。同法案で提案されているCODELCO役員会のポストは9席で、内3名はチリ大統領による直接指名、ほかに4名についても同様に大統領により指名されるものの、CODELCO役員選出のための国家諮問会議の推薦が必要となる。残り2名の内、1名はCODELCO労組代表、もう1名が管理職組合FesucとAnscoのスポークスマンである。
 この法案では、CODELCOの10億US$の投資計画案についても承認している。
 CODELCOの効率性の欠如と高コストについては、複数のチリ鉱業団体が強く批判しており、この法案はそれを受けてのものである。CODELCOのモリブデン等副産物クレジットを含めた2009年H1のコストは0.97 US$/lbで、前年同期の0.60 US$/lbから大きく上昇した。
 CODELCOの経営効率化を促進する唯一の方法は、CODELCOの株式を一部市場公開し、役員ポストに政府と利害関係のない人物を置くことだ、という意見もある。しかし、2010年3月に任期満了となる現政権はこの考えを拒否し、CODELCOの事業実施過程に効率化をもたらす方法として上記法案を推進してきた。CODELCOの部分的民営化を支持するグループは、この法案では不十分であると感じている。
 CODELCOは世界最大の銅生産者で、2009年H1の銅生産量783,000t、税引前利益722百万US$、純利益575百万US$である。

ページトップへ