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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年10月19日 バンクーバー 大野隆幸

加:Ivanhoe社、Friedland会長のモンゴルOyu Tolgoi銅・金山開発戦略

 地元紙等によると、Ivanhoe Mines社(本社Vancouver、以下、Ivanhoe社)とそのパートナーであるRio Tinto、そしてモンゴル政府は大型の銅・金山開発プロジェクトOyu Tolgoiの開発資金調達方法を検討中である。Oyu Tolgoi銅・金山(以下、同鉱山)には、400億lb(18,144千t)を超える銅と2,000万oz(620t)を超える金が埋蔵されていると予測されており、35年間以上は生産可能であるとされている。Ivanhoe社のFriedland会長は、個人でIvanhoe社株式の26%を保有し、Rio Tintoは9.9%を所有している。Rio Tintoは、同鉱山への融資を条件に24億US$と引き換えに43%まで権益を増やすことができる。投資契約では、モンゴル政府は同鉱山の権益34%を獲得し、Ivanhoe社が運営することになる同鉱山の建設費用を一部負担することになっているが、企業側が、同鉱山開発のCAPEXの資金調達を行うものと見られる。Salman Partners社(本社:Vancouverの独立系投資会社)によると、「Friedland氏が、日本や中国の製錬業者に銅精鉱を供給する見返りに融資を行う取引を成立させることで、ある程度の資金を集めることは可能だろう。2008年秋以降の世界経済危機の中、銅価は急落したが、2009年明け移行現在は回復し世界中で銅精鉱の不足も伝えられていることから、融資の幾つかは確実に製錬業者との売鉱契約により確保されるであろう。残りは、世界の銀行がこの種の大型銅山開発プロジェクトには進んで融資をするだろう」と見ている。また、Friedland会長は、過去2~3か月で50億C$以上を資源分野に投資したCIC(中国投資公司:China Investment Corp.)のような政府系ファンドに依頼するとも予想されている。2009年9月、Ivanhoeは、幾つかの政府系ファンドが同社への投資に興味を示し、9.9%までの出資金を獲得できるとした。2009年7月には、自由党の元加首相Jean Chrétien氏が、Ivanhoe社の国際アドバイザーに指名され、Friedland会長のChrétien氏への就任要請声明の中で、「カナダ国民が対岸の環太平洋国としての、カナダと中国両国の関係進展を期待する」と述べた。

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