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ニュース・フラッシュ

2009年10月20日 リマ 山内英生

ペルー:Monterrico Metals社、Rio Blancoプロジェクト地域住民虐待で資産凍結処分

 英国の高等裁判所は、ペルー国内にRio Blancoプロジェクトを所有するMonterrico Metals社(本社:香港、以下“Monterrico社”)に対して、同社とその子会社が全世界に所有する資産(8百万US$相当)の凍結を命じた。
 これは、Rio Blancoプロジェクト地域の農民31名が、2005年にMonterrico 社のペルー現地子会社Minera Majaz社社員及び警察官によって拷問を受けたとする告発を踏まえた措置である。Monterrico 社は、2007年に中国の紫金鉱業グループ(Jijin Mining Group)によって買収されているが、高等裁判所は、農民側の主張はMonterrico社に対して優先権があり、全世界における同社の資産が凍結されるべきであるとしている。
 一方、住民側の弁護を請け負う英国のLiegh Day弁護士事務所が、2005年8月の地域住民虐待を理由に、Monterrico 社に対して150万US$の損害賠償を求めたことが現地新聞で報じられた。
 なお、同弁護士事務所は、資産凍結は裁判の事前措置であり、裁判そのものの開始には今後様々な手続を経た後、1年から1年半を要する旨を明らかにした。

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