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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年10月29日 ロンドン フレンチ香織

モザンビーク:Vale、アフリカでの銅、石炭開発及びインフラ整備プロジェクトを推進

 ブラジル資源大手Valeは、鉄鉱石及びニッケルの他に多角化を目指し、モザンビークでの石炭生産、ザンビアでの銅生産を強化する。同社は2010年、モザンビークTete州のMoatize石炭プロジェクトに595百万US$を投資予定である。同拡張計画のMoatize Ⅱ地域のポテンシャルにも着目して、モザンビーク政府と同国北部での鉄道・輸送インフラ整備に関するMOUも締結している。また、Valeは、理事会の承認に依るが、2013年に生産開始予定のザンビアのKonkola North銅プロジェクト(African Rainbow Minerals(南ア)との50%対等 JV)にも、2010年に50百万US$を投資予定である。
 Moatize石炭プロジェクトの、投資総額は13.2億US$で、2011年H1からの当初年産量は11百万t(原料炭:8.5百万、一般炭:2.5百万)を計画している。加えて、Valeは現在、拡張計画であるMoatizeⅡのFSの第2段階に取り掛かっており、これによって、Moatize地域からの年産量は24百万tとなる計画である。
 現状の輸送経路は、MoatizeからSena-Beira鉄道(600km)を利用して、同国政府が建設予定のBeira港からの輸出を検討しているが、Moatize Ⅱでの増産可能性に期待して、同社は、同国政府と同国北部のロジティクス開発に関するMOUを締結している。ValeはMoatize―Nacala間の鉄道経路のFSにも既に着手しており、Moatize-マラウィ間の180km鉄道建設の他、マラウィ-モザンビーク間の730km鉄道補修、Nacalaでの水深20mの積出港整備、更には、Nacala空港建設への支援を検討している。なお、Valeは、同インフラ開発が実行となれば、新経路を利用して、同社のザンビアKonkola Northプロジェクト(投資総額145百万US$、銅精鉱の年産能力44千t)の銅精鉱を輸送する計画を有する。
 Valeは、10月19日、2010年の投資総額は129億US$(前年比30%増)と発表した。この内、約63%はブラジル国内に投資される予定であるが、確実にアフリカでもプレゼンスを増大する意向と見られる。

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