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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年11月16日 ロンドン フレンチ香織

英:金価格が史上最高値を更新、GFMSアナリストの分析

 11月3日、金価格が1,110 US$/ozに達し、史上最高値を更新した。JOGMECロンドン事務所の取材に応じたGFMSのアナリストは、原因を以下のとおりに分析する。
 理由[1]:インド中央銀行が10月19~30日の間、US$安を懸念して、アセットの多様化を目指し、IMF (国際通貨基金)から金200tを67億US$で購入したため。なお、インドの購入時の価格は、約1,045 US$/ozであった。(※報道によれば、IMFは9月、保有する金の1/8に相当する403.3tの売却を正式に決定している。しかしながら、売却予定の内、残りの金203.3tについて、購入に関心を示している中銀の有無は言及されていない。)
 理由[2]:2010年9月までに、世界最大の金山会社カナダのバリック・ゴールドが金のヘッジ売りを解消する計画を表明した。(先物取引が減少することによって、スポット買いが増加する傾向がある。)
 理由[3]:投機筋の買いが増加した。〔この理由としては、(ⅰ)US$安の早期回復を見通して、一時的買いが増加、(ⅱ)インフレ幅増を予想、(ⅲ)公的銀行機関の金購入の増加によって、更なる金価格の上昇に期待。〕
 同氏は、1,100 US$/ozという金価格水準は、過大評価とコメントする。しかしながら、現在は金価格の高騰により、金保有者の売却も増加しているが、投機家の売買の活況が続くと予想して、2010年も高基準で推移するとの見解を示した。また、上記の理由[1]に関しては、中国による更なる金の購入が噂されているが、1,100 US$/oz台は高過ぎ、また、金購入は中国投資銀行の第一優先ではないと予想している。

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