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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年11月18日 リマ 山内英生

ペルー:違法鉱業による年産金量16t

 Sánchezエネルギー鉱山大臣は、ロイターに対し、違法鉱業による金生産量は年間16t、直接従事者数は4万人、間接的従事者は10万人に上ることを明らかにした。更に、16tの金生産量は640百万US$の利益を意味するが、違法鉱業であることから、納税は行われず利益はそのまま生産者の懐に入っているとした。
 同大臣によれば、違法採掘はボリビアやブラジルとの国境地帯にあるMadre de Dios県を中心に活発化しており、金価格の高騰が違法鉱業を後押しし、農業を止めて違法鉱業に転換するケースも見られる一方で、土壌汚染や森林破壊等の重大な環境問題を引き起こしている。
 エネルギー鉱山省は環境省と共同で対策を検討中で、既にMadre de Dios県内における新規の鉱区付与制限等の措置を適用しているものの、同県内の全2,800鉱区の内、合法的鉱区は16鉱区に過ぎず、違法鉱業の根絶は容易ではない。
 一方、ペルー鉱業石油エネルギー協会のAranda環境委員長は、金の史上最高値の更新に伴って違法鉱業はMadre de Dios県だけでなくCusco、Piura、La Libertad、Puno、Lima県等ペルー全土に拡大しつつあり、一例として、Lima県内を流れるRimac川支流やChillon川上流の廃鉱が、再び違法鉱業によって操業を再開しているケースを挙げた。

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