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ニュース・フラッシュ

2009年11月23日 バンクーバー 大野隆幸

加:HudBay 社、22か月でCEOが3人交替の異常事態

 地元紙では、これまで22か月間に、HudBay Minerals社(本社:Toronto、以下“HudBay”)の最高経営責任者(CEO)が3回も交替し、今また替わろうとしていることが注目されている。2009年11月12日、同社は、CEOのPeter R. Jones氏が職を辞し、12月31日に退職するとの発表を行った。また、COO(社長兼最高執行責任者)であったMichael Winship氏は、即時辞任した。この揺れ動く経営状態が、カナダ最大のベースメタル業者の一つであり800百万C$以上のキャッシュフローを計上しているHudBay社が、長年に亘って生産性向上に苦しみ、買収による増産もほとんど失敗に終わっている現状を如実に示している。2009年3月の委任状争奪戦の末、Jones氏がHudBay社のCEO職に復帰してから、8か月も経たないうちに、Jones氏の2度目の辞任が決定した。Jones氏のCEO職1度目の辞任は、2004年から他の役員との経営方針の違いによる騒動の末2008年初めに失脚し、当時会長であったAllen Palmiere氏がCEOとなった。しかし、Palmiere氏も長続きしなかった。2008年秋の世界的金融危機の最中、ライバル社のLundin Mining 社との合併に失敗し、その批判をかき消す形で2009年3月に辞任した。後任には、業界のベテランColin Benner氏が就任したが、2週間ほどしか続かなかった。同社の大株主であるSRM Global Master Fund社(本社:Monaco)が先導した委任状争いに勝利したJones氏が、CEOに再任される直前、Benner氏は辞任した。同社は、今回の人事で、かつてNoranda及びFalconbridgeの重役として活躍したWarren Holems氏を上席副会長に任命し、Jones氏の後任が決まるまでの間、暫定CEOに就任すると発表した。

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