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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2009年12月4日 リマ 山内英生

ペルー:国会、Toromocho銅山開発に係る廃水浄化設備目的でVolcan社所有地の一部接収を承認

 国会は、Minera Volcan(本社:Lima)の所有地内で、Chinalco(中国アルミ業公司)の現地子会社Chinalco PeruがKingsmill坑道浄化プロジェクトにおける酸性水浄化プラントの排水路建設用地を接収する法案を承認した。接収地は2か所で、面積は2,732 m²及び879.4 m²である。
 Toromochoプロジェクトを実施するChinalco Peruは、鉱害対策の一環として、33百万US$を投じて同坑道の浄化プロジェクトを行ってきた。しかし、298mに及ぶ排水路の設置にはVolcan社の鉱区を通過する必要があるものの、同社が所有地へのアクセスを拒否したことから、同プロジェクトは遅延していた。
 一方、Volcan社は、既にChinalco及び鉱害対策を請負うActivos Mineros社との間で、土地利用に関して合意に至っていたことから、法案承認は性急かつ不当なものと表明した。Volcan社によれば、酸性水浄化プラントの排水路は、Volcan社の選鉱プラントの近くを通過するため、水路による何らかの被害が発生した場合、20百万US$まで補償する保険をChinalcoが支払うことで両社は合意していた。
 全長11 kmのKingsmill坑道にはMorococha区内の複数の鉱山廃水が注ぎ込み、その後、1,250 L/秒の廃水がYauli川に放出されており、Yauli川及びその本流であるMantaro川汚染の最大要因とされている。

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