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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2010年1月5日 調査部

中国:血中鉛濃度や尿中水銀濃度の異常事件、再び相次ぐ

 現地報道が伝えるところでは、2009年12月25日、広東省清遠市で44人の児童らに血中鉛濃度の基準値超過が確認された。また、12月29日に、広東省佛山市で23人の照明機器製造工場の工員に尿中水銀値異常が発覚した。更に、2010年1月3日には、江蘇省塩城市で、児童51人に血中鉛濃度異常が見付かった。2009年末以降、汚染物質排出に係る事件が相次いでいる。
 広東省清遠市の事件では、2009年3~12月に、経済開発区の6棟に住む44人の児童らに血中鉛濃度基準値超過が見付かり、道路を隔てた蓄電池工場とアルミ合金工場が疑われた。しかし、汚染源や原因はまだ特定されていない。
 広東省佛山市では佛山市電器照明股分有限公司高明分公司の工員に尿中水銀値の基準超過が判明し、被害者は23人に上っている。ここでは省エネタイプの細径蛍光管などの生産工程で水銀が使用され、2009年11~12月、体調不調を訴えた工員が広州市の職業病院などで診察を受けた結果、23人に尿中水銀値の基準超過が確認されたもの。12月27日、佛山市高明区の衛生監督部門は、同公司の水銀を扱う生産ラインを停止させると共に、設備改善、停止ラインの工員に対する給与の支払いと、労働防護用品の支給を命じた。
 江蘇省塩城市大豊では、検査により児童51人に血中鉛濃度異常があったことを、1月3日、塩城市の大豊経済開発区政府が発表した。汚染源は同区河口村にある電池メーカーの盛翔電源公司と特定され、既に生産停止が命じられている。発表によると、児童の血中鉛濃度異常の原因は、盛翔電源公司の鉛を含む汚染物質の排出量の増加、そして同社従業員の環境汚染に関する認識不足とのことである。

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